ケルティのちいさいバッグがとってもいい。ちょっと無骨に見えるクラシックなデザインは、女の子たちにも歓迎されて今、大人気。その背景には、50年以上続くケルティとパックの、こだわりの歴史がありました。
1952年、南カリフォルニアでディック・ケルティは世界で初めての「バックパック」を発明しました。アルミフレームに大容量のナイロンパックがセットされた、いかにも旅路に向きそうなそのパックは、通信販売のカタログに載るや否やアメリカ中の若者を虜にして、多くの「バックパッカー」を産み出します。ケルティのロゴは冒険心とカルチャーへの敬意をもったアウトドアズマンにとって、特別な意味を持つアイコンとなっていったのです。
古き良きアメリカの空気と、アウトドアズマン・スピリットの両方が、ケルティのパックには詰め込まれています。バックパックにとどまらず、デイパック、トートバッグ、ちいさなポーチに至るまで、その中身には最初から、ケルティの作り上げてきたハートそのものが詰まっているんですね。だからちょっとしたバッグでも、何かが違う。その違いを、いつも敏感に感じ取るのは新しい世代なのでしょう。
かわいいフォルムの巾着型バッグ。あるいは、マスクケースにもなりそうな小物入れ。スマホと小銭を入れて持ち歩けるポーチ。どんなに気軽なアイテムでも、ケルティはオーバースペックとも思えるほどのしっかりとしたナイロンを使い、裏地まで丁寧に縫製し、YKKのファスナーとハードなコードで口を閉じます。すべては、中に詰めたハートをこぼさないように、大切に守るために、…なのかもしれませんね。
ちいさなバッグに、マスクとか日用品とか、…あとメッセージカードとか。わたしのハートも一緒に詰め込んで、そういうギフトにしようかな。