アークテリクスの考える、靴の「スマート」さ
靴のタフネスとは
アウトドアの靴は頑丈なほうが良い。靴を失うことは歩けなくなること、すなわちアクティビティがそこで終わってしまうから。
足を守ることは何より重視されるべきだが、じゃあ鉄板入りの戦車のような靴が良いのかと言えばそれも違う。アウトドアの靴につい求める「堅牢さ」、それは厚みのことだろうか。アークテリクスの新しいマルチなシューズはそう問いかけてくる。
自分をコントロールできる靴
重要なのは、靴に守られることではなく、靴を使いこなして危険を避けられるかどうかだ。
「NORVAN VT」は足を包み込み、ブレをなくす新しいボディで無駄なケガを回避できる。ソールはしっかりと雨の日でも大地を噛み、クライミングのテクニックをつま先で使えるから、足裏から自分をきちんと操れる感覚が楽しい。
防水の機能はゴアテックスという極薄のフィルムが担うのだから、厚みはまったく関係がない。アウトドアシューズに要求されるすべてが、この軽さと薄さの中に成り立っている。なぜ今まであの分厚いシューズにこだわっていたのか忘れてしまうほど、「NORVAN VT」を履いた瞬間にその軽さとしなやかさのとりこになるはずだ。
NORVANの楽しさをそのまま味わう
「NORVAN」とはアークテリクスの本拠地である、カナダ・バンクーバーのトレイルの名だ。滝をめぐる美しい、様々な表情をみせてくれるトレイルは、アークテリクスの機能美の源泉でもあり、「NORVAN VT」はその多様な自然を存分に楽しむための靴でもある。
里山を楽しむつもりで歩きだして、そのまま少し走ってもいい。トレイルでじっくり遊んだら街に降りて、地元の有機野菜をたっぷり使ったおしゃれなレストランへも靴を変えずに行こう。スマートな靴で持って帰ってきた今日の思い出をまるごと、仲間と語らう。雨の日の通勤だってこれで行くなら快適で、もっと歩きたくなるだろう。
靴に履かれて一歩が鈍るようでは、もったいない。「NORVAN VT」を履いて、自分の足を使いこなそう。
かかとの始祖鳥が翼をくれるから、後押しされてまた踊るように足が上がる。
明らかにほっそりと足を美しく見せてくれるシューズ。過剰な緩衝材を取り払い、凝り固まった靴への思い込みを捨てたおかげ。シューレースのワンタッチ調整でフィット感を変化させられる楽しみもある。