2017.AUT-006

陸・海・空 アウトドアの輝き

高いアウトドア・ポテンシャルを秘めた土地

茨城県のもつ深く広い可能性

アウトドア的視点からわたしたちの住むこの土地を見直したとき、茨城県のもつ深く広い可能性に、わたしは誇りすら感じます。
茨城には一般的には際立った観光資源や大自然があるわけではないですが、この県には陸・海・空ぜんぶの魅力がぎっしりと詰まっており、それらが身近にありすぎて、贅沢さに私たちが気づいていない面もあると思うのです。

陸・海・空を身近に楽しめる茨城

北部・西部の山地地形および筑波山や八溝山などの代表峰が示す、陸の豊かさ。
一方で、太平洋に面した190kmに及ぶ海岸線には多数のサーフスポットがあり、また八郷地域の広々とした空にはパラグライダーが沢山飛んで、自然の中で楽しむアウトドアスポーツの可能性は無限大に広がっています。
さらには、都市生活と自然との距離が近く、普段の生活と地続きになっているため、現代人の求める癒しや豊かさに即したライフスタイルが実現可能です。

いくつかの具体的な事例をご紹介するなら、まずは山登り。実は茨城県の約1/3は山地で、県央から県北にかけては140座を超える豊かな里山が広がっています。
高度がない分積雪などの気象条件に制限されにくく、新緑や紅葉、身近な自然の四季を満喫することができ、森林限界からは遠いため多様な動植物の生き生きとした姿に出会えます。高い技術力が必要な難所は少なく、体力や年齢に頼らない間口の広い山歩きを多くの人が楽しんでいます。
また、高山にありがちな「登頂した征服感で終わり」ではない登山ができるのも特徴で、別の日、別の天候、別の仲間と、身近だからこそ何度も歩いて、そのたびに違う表情を見せる自然と出会えることでしょう。

また、奥久慈、筑波を中心とした魅力あるトレイルは今やトレイルランナーのメッカ的存在となっており、奥久慈トレイルレースの人気には言及するまでもありません。アメリカの様なロングトレイルコースも設定可能な稀有な地形を有しながら、一方で市民が熱狂する幾多のマラソン大会を開催できる恵まれたジョグ・ウォーク環境を持つ県というのも、そうはないでしょう。

つくば・霞ヶ浦りんりんロードの180kmも整備され、筑波山ではヒルクライムも楽しめるとあって、サイクリングも活発です。
また八郷地域は関東圏を代表するスカイスポーツの拠点で、筑波山からの風に乗るグライダーをご覧になったことがあるかもしれません。
海辺ではサーフィンが、そして清流・那珂川と久慈川ではパドルスポーツが盛んに行われ、近頃は涸沼の絶景に釣り人だけでなく多くのキャンパーも惹きつけられています。
大子のグリンヴィラをはじめ、県内に点在するキャンプ場のレベルを高く評価する声は様々な場所で聞かれます。

「体験

現代の人々はより「体験」の価値を重視しています。
ですが、観光でどこかを訪れても、ナビの示すままに道を辿って、ガイドブックに書いてあった通りの景色を眺め、評判の食事を食べられれば充分なのかというと、贅沢なものでそれだけでは満たされないようです。
やはり情報にしたがって行程をこなすだけでは、「体験」としては物足りないからでしょう。

しかしそこにアウトドアアクティビティの魅力が加わると、突然同じ行程も輝きを放ちだします。
アクティビティはどんなに入念な予定を立てようが、自分の肉体でしかその過程を実践できません。同じ観光地を訪れるのでも、高いところから眺めて終わるのと、その中に飛び込んで湿度や匂い、手触りを感じ、全身で楽しむことには大きな違いがあります。
またアクティビティで得られる体験の受け取り方にも個々人で大きく差があり、例えば同じグループで登山をしても、隣の人とは見えている景色も感じている空気も、別のものであるはずです。
自然と自分と場のすべてを含んだその「体験」は、あなたただ一人のものであり、どんなに共有したとしても、誰にも侵害できない価値があります。

こんなに身近に、あなただけの形にカスタマイズできる、豊かな楽しみが待っているのです。
まだ控えめに光るこの資源を誇らしく思いながら、もっと磨き上げて輝かせていくことができればと願っています。

 

株式会社ナムチェバザール
代表取締役 和田幾久郎

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