2016.SPR-003

子供のようにわくわくするギア。

独創性あふれるパーゴワークスのアイテム

パーゴワークスというブランド名は「Let‘s Pack and GO!」からの造語だという。
荷物を詰めてさあ出かけよう、というあの高揚感をそのまま道具にしたような、独創的でわくわくするデザインのギアがラインナップにずらりと並んでいるブランドだ。

NINJAタープなどは、その独創性の代表みたいなアイテムだろう。手裏剣の形をしたタープだなんて、見ただけで心が躍る。いったいこれをどう使ってやろうか、発想力が刺激されるこのタープは、実はあまりタープの扱いに慣れていなくてもサッと張ることができ、縁に仕込まれたコードやジョイントポイントでさまざまなアレンジ張りが可能になっている。忍者のように変幻自在で、どんな形を作れるかと、タープを張る事そのものがすでに別の遊びのように楽しい。布一枚でこんなに盛り上がれるなんて、これが童心に帰るというやつか。

新しく開発されたチェストバッグ・スイングも、同様に自由な使い勝手が大きな魅力。確かに、荷物を背負って山歩きしていると、すぐ取り出したい小物を背から降ろすのは非常におっくうだ。胸からサッと取り出して、サッとしまう。遠い昔、遊びに必要なガラクタはなんでも入っていた自分のポケットの、身近な便利さを思い出す。地図に飲み物・行動食、スマホや薬、サングラスなんかも入ってしまう。大人になって、こんな立派なポケットを持って遊びに行けるようになったんだ、と、ちょっとくすぐったい思いもする。

ほかにも、気の利いた仕分けができるスタッフバッグや、フィールドの行き帰りでは絶対に使いやすいお財布、そして伸縮素材を使った新発想のパックなど、パーゴワークスのギアたちは本当に独創的だ。ありそうでなかった、でも誰もが「そう、これだよ!」と膝を打ちたくなるような、わかる人にはとても嬉しい機能とデザイン。今もわんぱくなハートを持つ大人は、Paagoの持つこの力に、静かに興奮してしまう。

 

軽量で悪天候にも強いチェストバック。ザックのストラップに取り付けられるほか、ショルダーバック・ヒップバックとしても独立して使える。

 

様々に張って、ペグダウンして、つなげて楽しめる自由自在なタープ。自分だけの張り方を編み出して楽しみたい。

更新され続ける原点。アークテリクスに宿る始祖の力。前のページ

ミスター・ハセツネの情熱をまとう。次のページ

ピックアップ記事

  1. どれにしようか、焚火台
  2. ノースフェイス バークレーとバークレーミニ
  3. サロモン RXモック4.0
  4. U-C-Oを受け継ぐ灯り
  5. 家族の手触り。

関連記事

  1. 2016.SPR-003

    一歩を重ねるための一枚。

    ファイントラックのレイヤリングシステムアウトドアのウェアでは水分を…

  2. COLUMN

    パタゴニア パタロハ

    今年のパタロハに託された意味今年のパタゴニア・アロハ「パタロ…

  3. CAMPING

    日本人の魂に響く飯盒

    みんなが惹かれるのには、わけがある。今やクッカーの超定番にすらなった…

  4. CAMPING

    MSR ウインドバーナーパーソナルストーブシステム

    MSRのガソリン「じゃない方」バーナーMSRと言えば誰もが認…

  5. 2016.AUT-004

    ナムチェのロゴ光る、150グラムの守り神。

    ナムチェバザールオリジナルアイテムただのポンチョではない。通常…

  6. 2017.SPR-005

    自分の源流を見つめなおす。 本当にいい「水」摂取のススメ。

    身体と心に「いい」水分のとり方絶対に水を途切れさせてはいけない…

最近の記事

Topics

  1. みんなで一緒にレトロX
  2. 今年ならではの小物選び
  3. 満たされる時間”ヒュッゲ”
  4. 遠くに行かない日のバッグ
  5. 寒いならDAS、間違いない
  1. CAMPING

    スノーピーク ローチェア30
  2. CAMPING

    応援でお得のリターン
  3. CAMPING

    感謝の気持ちが詰まったギア
  4. 2016.AUT-004

    極地へ挑むハートを着る。
  5. 2017.SPR-005

    炎のやさしさを手仕事で伝える伝道師。
PAGE TOP