始祖鳥を掲げるということ
いつもアークテリクスが進化の先端
アークテリクスが誕生してまもなく四半世紀になるが、その間アウトドアの世界ではさまざまな新素材や画期的な技術が生まれ、ギアの進化に応用されてきた。その技術革新の最先端にいたのは、常にアークテリクスなのだ。
長い歴史をもつギアブランドから見れば後発ながらも、常に「そこまでやるか」と周囲を驚かせ続けてきた。
今ではよく見るようになった、水除けフラップを不要にした耐水ジッパーだったり、縫い目という強度的弱点を減らした圧着ラミネート技術であったり。
アクティビティを妨げないよう隅々までこだわり尽くした、どのブランドにも真似できないカッティング技術は、もはや立体裁断の一言では片付けられない次元に達している。
高い機能性のために無駄を捨て去り、シンプルに極まって形作られた素晴らしく美しいシルエットは、オーダースーツと並んで見劣りしない完成度を誇っている。
何より、自分のスタイルまで良く見えることが、着ればわかるのだ。
目的のためのジ・オリジン
極限のアルパインシーンを生き抜くための道具として、技術と素材、そしてデザインの力を惜しみなく投入して作られたアークテリクスのウェアたちは、ネーミングも個性的だ。
ラインナップの中核を成す高機能ウェアたちは、シビア環境・オールラウンド・軽量モデル・超軽量モデルなどの最適シチュエーションが一目でわかる用途記号とともに、アルファベットではない、その起源とも言えるギリシア文字の名を与えられている。
いかなる環境下においても最適な機能を発揮する、その目的だけを突き詰めた原初の形がこのウェアなのだ。
そんな自負すら感じる、シンプルでありながら強い名前ではないか。
アークテリクスの掲げる始祖鳥のブランドロゴは、恐竜から大空を翔る鳥へと自らを変えるスタートアイコンであり、アウトドアにおける革新の始祖としての象徴だ。
己を更新し進化し続ける、アークテリクスが宿すそのスピリットをこそ、ウェアを通じてこの身にまとい、肌に感じたい。