アクティビティをとことん楽しむための補給食考
補給食の考え方
人間は行動し続ければエネルギーを失って果ててしまう。
普通に生きていてもお腹が減るのは、起きる・歩く・話すなどの日常生活という「行動」のためにエネルギーを失っているからだ。ましてや、行動し続けるスポーツである登山やトレイルランニングでは、エネルギー消費はすさまじく、その分を補給しなければダウンしてしまうだろう。
安全なアウトドアアクティビティのためにも、そしてパフォーマンスをより高めるためにも、実はとても重要な補給食について、少し掘り下げてみたい。
ここでは、特に運動強度の高い、野山を駆けるトレイルランニングを例に補給を紐解いてみる。肝心なのは、「何のために」「何を」「どの程度」補給すれば良いのか。重要視されるべきはそのバランスだ。
まず、「何のため」の補給かという点は、1:エネルギー補給のため、さらには2:脂肪の燃焼サポートのため、そして3:ミネラル補給のため、という3点が大きな柱となる。ではまず、エネルギー補給に関して詳しく見てみよう。
エネルギー補給
運動時に必要な成分は、平たく言うと糖だ。
人間は糖質からグリコーゲンという物質を合成し、筋肉や肝臓に貯蔵しながら、必要な時にすぐ分解してエネルギーに変えている。
普段の生活では、パンやおにぎりなどの炭水化物を摂って消化し糖分に変え、そこからグリコーゲンを生み出しているが、このサイクルには少々時間がかかる。
ずっと運動が続くアクティビティ中は、いち早くエネルギーを体に摂取させるために、消化の良いジェルで糖質を適宜、素早く補給する必要があるのだ。
パワージェル、ショッツエナジージェルなどがこれにあたる。ただし、ジェルはすぐに消化吸収されていくため、脳が感じる空腹感はどうにもできない。
気力の減退にもつながってしまうので、その時はグミタイプの補給食を併用するといい。軽く噛んで胃に残しておくと、空腹感を忘れることができるだろう。
パワーバージェルブラストやクリフショットブロックなどがおすすめだ。
脂肪の燃焼をサポートする
エネルギーの効率的な補給、それと同時に、体内の脂肪を燃焼させることでもエネルギーを発生させられる。
この場合、疲労物質である乳酸が発生しないのは大きな利点だ。疲れのもとが貯まりにくいから、長時間快適に運動し続けられる。そのため効率よい脂肪燃焼のサポートとして、アミノ酸を摂取したい。
VESPAに代表される内部エネルギー活性型サプリメントを効果的に使えば、乳酸が蓄積されはじめるポイントであるLT値を上げることが可能で、特にベスパハイパーなどは終盤の一押しとして摂取すると、スズメバチ由来の天然アミノ酸の力が燃焼を助け、最後のひと踏ん張りがかなうだろう。
また、アミノ酸には筋肉の損傷や体力を回復させるものもあり、リカバリーベスパやZENの回復系サプリ・ダルマを運動後に摂取すると、リカバリーがよりスムーズになる。
ミネラル補給
エネルギーの素・糖質と、燃焼を助けるアミノ酸の補給に加え、運動中の発汗で失われるミネラルもしっかり補給したい。
運動中は大量の汗をかき、水分を補給するために水を飲むが、それだけでは失われたミネラルを補給できず、特にナトリウムが足りなくなって脳や心臓、筋肉が正常に機能しなくなる恐れがある。運動中に足が攣る症状はこのためだ。
ミネラルをバランスよく含み、甘すぎない電解質パウダーを水に溶かし、自分に最適な濃度で体に素早く吸収させると良いだろう。
ショッツ・エレクトロライトパウダーやトップスピード・ウルトラミネラルタブレットが代表的な水溶性タイプの電解質補給サプリメントだ。
サクッと噛んで100mlの水と飲む塩熱サプリも手軽で使いやすい。
補給食で自分の体と向き合う
これら補給食全般に言えることだが、天然素材を原料としたものが今、強い関心を集めている。
自然界に存在しない成分を含む補給食は、最終的には消化・分解しきれず、成分の一部は体内に蓄積されていってしまう。
消化器や肝臓への負担も心配だし、何より、摂取したものが無駄なく自分の力になってくれる天然素材のほうが、自分の体にはうれしいんじゃないだろうか。
補給ひとつをとっても、いろんな成分が働きあって、実はすごく複雑なメカニズムで人体は動いていることが分かる。
こんなにじっくり、自分の体内の巡りを紐解くチャンスはなかなかない。
糖質の補給、アミノ酸の補給、ミネラルの補給のバランスをうまくとり、自分の体の声をしっかりとききながら、自分に最適の補給方法をこれからも探していきたい。
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