CAMPING

日本人の魂に響く飯盒

みんなが惹かれるのには、わけがある。今やクッカーの超定番にすらなった、トランギアのメスティン。もともと、「メスティン」って言葉は単に飯盒、原意を汲めば食事缶みたいな意味だった。しかし、もはやトランギアの四角いアルミ箱、これが真なるオンリーなメスティンのように思われているんだから、イメージの力というのはすごい。

バリを取るとかシーズニングするとか、そういった手間をかけ使い込む人も大勢いる。シンプルなこのスタイルが、逆に自分流にカスタマイズできるまっさらな姿に見えて、愛着も湧いてくる。

実は、こうしたスタイルのシンプルな薄いアルミのメスティンは、海外では湯煎用とか収納用とかがメインで、あまり食事の用意には使われないらしい。日本で広がるものすごいバリエーションのメスティンレシピを見たら、きっと驚くだろう。

やはり、日本人のこのメスティンへの愛は、メスティンがご飯を炊くのに適している、そのことに集約されている気がする。白米さえあれば、日本人はなんでも美味しくできる、だからメスティンでの食事の準備は最高なのだ。

メスティンは薄いアルミで熱伝導率がとても良いので、少し弱い火力でもしっかり炊飯できる。というよりおそらく、ガスで火力調整をするよりも、固形燃料やアルコールバーナーでやさしく炊いてあげたほうが美味しくなる。そして、白米炊飯に必須の「蒸らし」に適したかたち、フタ。あちあちのお弁当箱と化したメスティンを、タオルとかケース、あるいは自分の保温ウェアでほっこり包んであげて、待つ時間の幸せなこと。

ぬくもり残る包みを開けば、ツヤツヤでホカホカなご飯に出会える。ほとんど失敗もなく、でも特別な達成感があり、何より美味しい!ちょっと焦げても、そのおこげまで美味だ。メスティンでの山ごはんは、こうしてやめられなくなっていく。

できれば、正規品をちゃんと手に入れておこう。だって白米のある限り、ずっとつきあっていける、一生モノのクッカーだから。

トランギア メスティンはこちらから

https://namchebazar.co.jp/tr-210/

トランギア ラージメスティンはこちらから

https://namchebazar.co.jp/tr-209/

トランギア アルコールバーナーはこちらから

https://namchebazar.co.jp/tr-b25/

トランギア 専用ゴトクはこちらから

https://namchebazar.co.jp/tr-p302/

必要な部分しかない防水ジャケット前のページ

無限大の秘密基地次のページ

ピックアップ記事

  1. 未来が形になった遊び道具。
  2. 今も未来も変わらない価値。
  3. オールラウンドな一枚で過ごす、オールラウンドな一日。
  4. 遠くに行かない日のバッグ
  5. 自分のちからで冬遊びを進む。

関連記事

  1. 2015.AUT-002

    イヴォン・シュイナードの魂を継ぐ『道具屋』

    ブラックダイヤモンド、ギアの求道者パタゴニアの創始者であるイヴォン…

  2. CAMPING

    パタゴニア バギーズ・ショーツ

    万能すぎるナンバー1アウトドアパンツバギーズ・ショーツ、こい…

  3. CAMPING

    オッターボックス ベンチャークーラー

    究極のおこもりキャンプ実現クーラー「入れた氷が2週間もつ」と…

  4. CAMPING

    Freewatersの自由なサンダル

    水の季節にはやっぱりサンダル。豊かな雨の恵みの中をすこし歩いてみるの…

  5. 2017.AUT-006

    アウトドアの未来を守る

    アウトドア「正規代理店」ということナムチェバザールは、取扱いすべて…

  6. CAMPING

    デナリを着こなす

    ノースフェイスの冬のアイコン、デナリジャケット。シンプルなフリースジ…

最近の記事

Topics

  1. みんなで一緒にレトロX
  2. 今年ならではの小物選び
  3. 満たされる時間”ヒュッゲ”
  4. 遠くに行かない日のバッグ
  5. 寒いならDAS、間違いない
  1. 2016.SPR-003

    子供のようにわくわくするギア。
  2. CAMPING

    デナリを着こなす
  3. CAMPING

    心も舞わせるフリスビー
  4. CAMPING

    U-C-Oを受け継ぐ灯り
  5. CAMPING

    待ちに待った、キャンプのお祭り。
PAGE TOP